菅田将暉・仲野太賀絶賛!韓国映画「オアシス」はどんな映画?

きなこ
きなこ
菅田将暉さんが役者として一番影響を受けた映画としてテレビ番組であげていた韓国映画「オアシス」。 どんな映画なのか、教えて下さい!
ジュン
ジュン
2002年公開の韓国映画「オアシス」。 約20年前の映画だけど、当時韓国で僕も見て、主演のソル・ギョングさんとムン・ソリさんの演技が圧巻で衝撃を受けた映画だったよ。 では早速映画のあらすじと主演の2人について紹介するね。

1.韓国映画「オアシス」はどんな映画?

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1-1.韓国映画「オアシス」はどんな映画?あらすじは?主演俳優は?

世界的に高く評価された『ペパーミント・キャンディー』のイ・チャンドン監督が、演技派のソル・ギョングと同作で見い出した女優、ムン・ソリと再び組んだ、社会に適応できない青年と脳性麻痺の女性の愛の行方を描いた物語

第59回ベネチア国際映画祭で監督賞などを受賞した恋愛ドラマ。

「ペパーミント・キャンディー」でも共演したソル・ギョングとムン・ソリがジョンドゥとコンジュをそれぞれ演じました。

本作で肉体的にも精神的にも辛い役を見事に演じ、ベネチア国際映画祭新人俳優賞に輝いたムン・ソリと、最優秀監督賞を受賞した監督は韓国を代表する顔になりました。

現実とファンタジーのバランスも絶妙な究極の愛の姿に、しばし現実を忘れる名作です。

1-2.韓国映画「オアシス」のあらすじ

前科三犯の青年ジョンドゥ(ソル・ギョング)はひき逃げ死亡事故で服役し刑務所から出たが、家族の元へ戻るが迷惑がられてしまう。

ある日、自分がひき逃げした被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂しげな部屋にひとり取り残された被害者の娘コンジュ(ムン・ソリ)と出会う。

重度の脳性麻痺を持つ彼女は、部屋の中で空想の世界に生きていた。

ジョンドゥとコンジュは互いに惹かれ合い、密かにに純粋な愛を育んでいくが、周りはそれを許さない。

2.菅田将暉・仲野太賀も絶賛!韓国映画「オアシス」のヒロインを演じたムン・ソリとはどんな女優?出演作は?

韓国映画「オアシス」の一番の見所と言っても過言ではないのがヒロインを演じたムン・ソリの演技。

おそらく映画を見たほとんどの人が途中まで本当の障害者が出演していると信じていたのではないかというほど、本当にその人であるかのような自然な演技が評判。

映画の途中の回想シーンで、ヒロインが突然健常者のように振舞って初めてヒロインが本物の障害者ではないことに気づき、その演技力に鳥肌が立った人も多いと話題になりました。

実際にムン・ソリさんは医学的リハビリテーションを専攻し、そのリハビリセンターで働いた経験もあるとのことなので、その経験が役に立ったのかもしれませんね。

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2-1.ムン・ソリさんの経歴

1974年7月2日 生まれ。

成均館大学・教育学科卒業(1993年入学)。

1999年、イ・チャンドン監督の映画『ペパーミント・キャンディー』でソル・ギョングの相手役としてデビューを果たし、カンヌ国際映画祭で喝采を浴びました

次の出演作もデビュー作の監督、イ・チャンドン監督の作品。

その映画『オアシス』では、同じくソル・ギョングの相手役となる脳性麻痺のヒロインを演じました。

彼女は監督の求めに応じてその経験を演技に反映させ、映画のスクリーン上で素晴らしい

演技を見せ、数々の賞を受賞しました。

受賞した賞はこちら。

2002年の第59回ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞

ヴェネツィア国際映画祭での韓国女優の受賞は、1987年のカン・スヨン以来であり史上2人目という快挙でした。

2003年には、『オアシス』の演技でシアトル国際映画祭でGolden Space Needle Awardを受賞。

2-2.ムン・ソリさんの主な出演作

【映画】

『ペパーミント・キャンディー』(2000年)

『オアシス』(2002年)

『浮気な家族』(2003年)

『ハハハ』(2010年)

 

【テレビドラマ】

『太王四神記』(2007年、MBC)

『保健教師アン・ウニョン』(2020年、Netflix)

2-3.ムン・ソリさんの主な受賞歴

第59回ベネチア映画祭 - 新人俳優賞(2002年、『オアシス』)

第29回シアトル国際映画祭 - 主演女優賞(2003年、『オアシス』)

第14回ストックホルム国際映画祭 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)

第19回釜日映画賞主演 - 女優賞(2010年、『ハハハ』)

3.韓国映画「オアシス」の主役を演じた俳優ソル・ギョングとはどんな俳優?出演作は?

「オアシス」ではムン・ソリがあまりにもインパクトが強すぎて、忘れがちになるがもう一人の主役のソル・ギョングさん。

でもこの人の演技も素晴らしく、軽い知的障害がある役をあまりに自然に演じていて、こちらももともとそういう人なのかと思わされたほどの名演技でした。

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3-1.ソル・ギョングさんの経歴

1968年5月1日生まれ。

韓国・忠清南道の出身。

漢陽大学演劇映画科を卒業後、舞台役者としてキャリアをスタートし、イ・チャンドン監督の社会派ドラマ『ペパーミント・キャンディー』で頭角を現す。

同監督と再びタッグを組んだ『オアシス』では脳に障害をもつ女性と密かに愛を育む前科のある青年役『シルミド SILMIDO』では韓国政府のもと金日成暗殺部隊のリーダーとなる死刑囚役で主演し、韓国を代表する演技派として日本でも知られるようになりました。

戦後日本を沸かせたプロレスラー力道山の生涯を描いた日韓合作『力道山』では、28キロ増量して日本語も修得する周到な役作りでタイトルロールを好演。

その他の出演作に「TSUNAMI ツナミ」(09)、「冬の小鳥」(09)、オムニバス映画「カメリア」(10)内の「カモメ」(行定勲監督)など。

2-2.ソル・ギョングさんの主な出演作

『つぼみ』(1996)

『オアシス』(2002)

『シルミド』(2003)

『力道山』(2004)

『海雲台』(2009)

『ルシッドドリーム』(2017)

2-3.ソル・ギョングさんの主な受賞歴

2000年 第10回 オスロ国際映画祭 特別賞

2000年 第02回 スロバキア ブラチスラバ 映画祭 主演男優賞

2002年 第05回 ディレクターズ・カット・アワード 最優秀主演男優賞

2002年 第03回 釜山映画評論家協会賞 最優秀主演男優賞

2003年 第29回 シアトル国際映画祭 ゴールデン・スペース・ニードル賞

2014年 第13回 ニューヨーク・アジア映画祭 アジアスター賞

ジュンのひとこと

「オアシス」は私(ジュン)が10代のときに映画館で見て、しばらく言葉が出なかった作品のひとつです。社会のはみ出し者である二人が、互いにしか見えていない純粋な世界を作っていく——その愛の形が、当時の自分にはとても衝撃的でした。

この映画をハルに勧めたとき、「泣いてる?」と聞いたらしれっと「目にゴミが入った」と言っていました(笑)。でも翌日「やっぱりあの映画すごかった」と話してくれたので、ちゃんと刺さっていたようです。

菅田将暉さんが「役者は絶対見たほうがいい」と言ったのも、ムン・ソリさんの演技が「演技とはなにか」を突きつけてくるからだと思います。K-POPや韓国ドラマから韓国に興味を持った方にも、ぜひ一度見てほしい一本です。

映画に出てくる韓国語まとめ

韓国語 読み方 意味
영화 ヨンファ 映画
주연 チュヨン 主演
연기 ヨンギ 演技
감독 カムドク 監督
수상 スサン 受賞
뇌성마비 ノェソンマビ 脳性麻痺
전과자 チョングァジャ 前科者
사랑 サラン 愛・愛情
명작 ミョンジャク 名作
한국 영화 ハングク ヨンファ 韓国映画

3.さいごに

日本ではあまり知られていない韓国映画「オアシス」

仲野太賀さんが絶賛オススメの作品ということで、仲野太賀さんのススメで観た菅田将暉さんが「役者は絶対見たほうがいい」と言うほどなので、日本の俳優さんの中でよく観られている映画のようです。

少し暗い感じの映画ではありますが、ムン・ソリさんの演技がいかに自然だったのか、一度見てみてはいかがでしょうか?

2002年の作品ですが、イ・チャンドン監督の人間を見つめる眼差しは今見ても色褪せません。韓国映画をまだあまり見たことがない方の最初の一本としても十分おすすめできる、真の意味での名作です。